ネパールトレッキング Mardi Himal(Badal Danda-Mardi Himal BC-Hight camp) ⑥

2019年12月31日

もう十分素晴らしい景色を堪能していますが、いよいよクライマックス。
2019年最後の朝を迎えました。
6:30頃日の出前の一番美しい時間帯の空。
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そして7:00頃、日の出~
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朝日に照らされるマチャプチャレ
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毎日幸せです!
いつもより少し早めに日の出を見ながら朝食です。
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エッグベジタブルヌードルスープは作る方にも食べる方にも嬉しいですね。

この日は長い一日になりそうなので7:30には出発しました。
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いつもに比べると少し雲はあるものの相変わらずの晴天。
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左手にはアンナプルナサウスから続くヒマラヤ、奥の方には美しいヒマラヤひだも見えています。
右手のマチャプチャレ手前の瘤上のピークがMardi Himalビューポイントだと思われます。
そのベースキャンプ目指して歩きます。
日の当たる稜線上でも雪が残っている所があり、先日の雪と言うのがかなりの大雪だったことが想像されます。
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前方を歩くポーターのImarsinさんの姿を見るとこの絶景の壮大さがよくわかります。
アンナプルナサウスがすぐ横に迫ります。
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そして宙に浮いたように棒で支えられた黒い線が見えますが、これは上のロッジエリアまでの電線だと思います。
こんな山の上までありがたいですね。
正面に続く尾根
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アンナプルナサウスとシャクナゲの木
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お花が咲けば最高のポジションです。
そして、この風景、エベレスト方面、パンボチェ付近のアマダブラムを右手に眺めながら階段を上る場所と似ていますね。
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前方にHight campが見えてきました。
真ん中の黒い丘のピークがビューポイントのようで、上に建物のようなものが見えます。
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ビューポイントの左側にある白いヒマラヤひだをズームアップ。
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ビューポイントからだとこれが間近に見えそうで楽しみになります。
出発から1時間半余りの9:10にHight campに到着しました。
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3500m超えていますね。
このコースを経験済みのDawaさんに、いいペースで来れていると言われました。
一応私もまだ高度障害もなくいい感じです。
そしてこちらがこの日のお宿。
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白いレンガ壁で明るくきれいなお部屋です。
このルートは本当に最近人気があり開発されているので新しくきれいなロッジが多かったです。
とは言え環境や設備は日本とは全く違いますが、日帰りや1泊のハイキングの次に少しステップアップしてトレッキングをしたい人にとっては、コースの長さ、景色の良さ、宿の綺麗さ、など総合的に考えて非常に良いコースだと改めて思いました。
エベレスト方面のナムチェバザールやタンボチェ往復もとてもいいですが、拠点のルクラまでのフライトが安定しないことを考えると、ここはフライトなしで来れるのでお薦めです。
ただ、最近はネパール人にも人気があり、またトレッキングをするネパール人も増えているとのことで、秋のお祭り連休の頃や春先などはどのロッジも満員だそうです。
こちらのダイニングにもたくさん寝るのだそうです。
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壁沿いにある椅子は混雑時にはベッド兼用の仕様です。
そして10:00にランチ。
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のり付きのおにぎりですよ!
この先にはもうロッジがないので、ここで昼食を食べて出かけるとのことです。
まだ朝ご飯でもいいような時間で、それでベースキャンプまで往復するとなると夜ご飯までかなり時間があるよな…と言うことでお弁当を持って出かけようと提案。
私が冬にハイキングに出かける際に時々持っていくお弁当を伝授。
炊き立てのご飯で作ったおにぎりをカイロと一緒にタオルで巻いて保温袋に入れて持っていくと数時間はポカポカが続くので寒い時に温かいものがすぐに食べられるので重宝します。
一緒にハイキングおむすびを作って準備しました。
10:40に全員で出発しました。
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すぐに右手がShidingと書かれた道標がありましたが、ここから一日でShidingと言う村に下山し、そこまで車を手配しておくとポカラまで車で帰るということも可能だそうです。
Low campからもsidingに下山するルートがあるようです。
ですので、時間に余裕のない人はここで帰りに時間を短くできるオプションもあります。
こう言ったオプションルートがいろいろとあるのもこのルートのいいところだと思いました。
日本のミヤマリンドウみたいな高山植物や寒さに耐えられるようになった風のフワフワ毛の植物。
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雪がある場所も増えてきました。
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しかし、若干空の色が青から白っぽくなってきましたね。
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最後はこの登り
そして間もなくビューポイント。マチャプチャレがかなり迫ってきました。
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ちょうど2時間くらいで12:45にビューポイントに到着しました。
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一応標高4200mと書かれています。
家でGPSのログを確認するとここの標高は4100m程度でした。
雲が出てきているのが残念なのですが、さすがビューポイントです!
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天気が微妙にはなってきましたが、先に急ぐことにしました。
ひたすらこの茶色の尾根道を歩きます。
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とは言え意外と細かいアップダウンはあり、下りの日蔭スポットなど凍っていて少し危険なところなどもありました。
ここまで5人でやって来ましたが、Imarsinさんは靴が滑りそうで危ないから、と言ってこの先へ行くのは断念して先に戻ることになりました。
アンナプルナサウスもどんどん近くなる気がします。
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マチャプチャレも迫力が増してきました。
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ただ、この後は姿が見えなくなる時間の方が多くなってきました。
ビューポイントくらいまでは比較的快調だった私なのですが、ベースキャンプへと向かう途中ちょっと体調に異変を感じてきました。
明らかに酸素が不足しています。そりゃそうですよね、もう4000mを超えているのですから。
足がだんだん思うように進まなくなったり、お腹がゴロゴロしだしたり…
曇が多くなり興奮することもあまりなくなり、歩いても歩いても先が見えず、先を歩くKimiちゃんからどんどん遅れるようになってきました。
もう景色も全開ではないし、何度も進むのは諦めようと思いました。でもここまで来たらもう少し、とかなり足を引っ張りながら頑張って進みます。
そしてついに前方に石が積まれタルチョーがある場所が見えてきました。
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約2時間。14:45頃ついにベースキャンプと書かれた場所に到着しました。
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一応4500mと書かれていますが、GPSの記録上はそんなになく、帰宅後家でログを確認したところ4225mくらいでした。
そしてネット上の地図ではここはBC(Low)と記載されており、確かにベースキャンプには違いありませんが、本当のベースキャンプはもう少し先で標高4500m付近にあるようでした。
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標高を考えると、この上だったのではないかと想像します。
この上からだとマチャプチャレの眺めもいいでしょうね。
残念ながらマチャプチャレは雲とこの正面の丘に阻まれあまり見えませんでした。
アンナプルナサウス側は少し見えていました。
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しかし、かなり寒かったです。
そしてお楽しみのおむすびタイム。
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まだほの温かかったので良かったです。
ただ、私のお腹は受け付けず…出た~典型的な私の高度障害サイン!
それでも一応目標のここまで来れて良かったです。
残念ながらここでの景色はちゃんと見えなかったので正確な判定はできませんが、マチャプチャレが前の丘に(本物のベースキャンプ?)であまり見えないことなどを考えると、名前通り手前のビューポイントの方が眺めはいいのかもしれません。
しかし、久々にKimiちゃんと一緒に目的地に立つことができたのは嬉しかったです。

もう少し晴れてくれないか、と少し粘りましたがあまり変わらないので30分程滞在して15:15、BCを後にしました。
この日ここまで往復した人とそこそこすれ違いましたが皆さん出発が早く、どうやら我々が最後みたいです。
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行はHight campから合計4時間でやって来ましたが、帰りは基本下りなので早く戻れるはず。
戻ると少し雲が減ってきました。
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後ろを振り返るとまだマチャプチャレには雲がかかってはいましたがかなり雲が薄くなっています。
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しつこいですが、多分この手前の茶色い山の上が本当のベースキャンプで、その右側に見えるピークがMardi Himalではないかと想像します。
振り返りの景色をズームアップ。
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本当のMardi Himalのベースキャンプの上にマチャプチャレの頭が見え、多分右側の黒い岩山がMardi Himalですね。
基本下りとは言え、距離はそこそこあり、ここまででかなり消耗している私には楽な道ではありませんでした。
それでもなんとか行きよりは短い時間で1時間半程でビューポイントまで戻ってこれました。
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完全には見えませんでしたが、行きよりかなり雲が少なくなりました。
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やっぱりいいですね。
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アンナプルナサウス方面もくっきり。
17:00ちょっと前くらいでしたが、夕焼けの気配を感じさせられる雰囲気になってきました。
ここで、夕焼けを楽しんで帰りたいという思いもありましたが、まだ先は長いので早く下らねばなりません。
急いで下りますが、酸素が足りずお腹もゴロゴロしてすっかり消耗した私はなかなか思うように前に足が進みません。
17:20頃雲がピンク色になってくるのですが、尾根道とは言え、ずっと360度開けているというような場所でもないので、ちょうど焼けたときにどんな景色が見れる場所に居るか、とドキドキしながら、でもいい場所でゆっくり待つような時間の余裕もないので、時々休憩がてら立ち止まっては振り返る、と言う感じで進みました。
そして17:30頃、クライマックス近くになりました。
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マチャプチャレの尻尾のところにちょうど雲があるのでただの三角ピークの山のようですが、いい感じで焼けるところを見ることができました。
アンナプルナサウスもすっかり晴れています。
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そしてついに日の入り。
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あっという間に日が沈みました。
日が沈むと今度はどんどん夜が進みます。
最初は電池節約でできるだけライトは点けずにいたのですが、さすがに見えづらくなってきたのでヘッドランプを点けました。
KarmaさんとDawaさんはライトは持たずに来てしまったようで、私とKimiちゃんのライトだけが頼りです。
ですが、なんだか私のライトは電池が消耗気味のようであまり明るくありません。
予備の電池は持ってきていましたが、何故かロッジに置いてきた荷物の中。
DawaさんとKimiちゃんがペアで、私はKarmaさんとペアで一緒に下りていましたが、だんだんとKimiちゃん達に追いつけなくなり離れてしまいました。
そのうち、寒さもあってただでさえ消耗している電池は一気に使い物にならなくなってしまいました。
Karmaさんが自分のスマホをライト代わりに照らし始めてくれましたが、それもあっという間にバッテリー切れ。
その後は私のスマホのフラッシュライトが唯一の頼り。
これは一定時間照射すると切れるようになっているので、私のスマホでKarmaさんが照らしてくれて、消えてはまた私がスリープ解除、の繰り返し。
スマホだけはモバイルバッテリーで充電しながら持って歩いていたのでなんとかなりましたが光量は決して明るいとは言えず、電気のない山の中、結構岩がゴロゴロしたような場所もあったり、暗いと分かれ道っぽくなっている場所がどちらに進めばいいかわかり辛かったりしてかなりたいへんな下山でした。
実はネパールにいつも持ってきているソーラーランタンも普段はザックにぶら下げて充電しながら歩いているくせにこんな肝心な時にはなぜかロッジの部屋に置き去りにしてきてしまいました。
反省しきりです。
日没後、Karmaさんに助けてもらいながらビューポイントから約1時間半下山して漸くロッジに無事帰着。
18:30でした。

この日のロッジにはかなり多くのトレッカーが宿泊しており、ダイニングはごった返し状態でとても賑やかでした。
皆さんもうとっくに夕食もすんでいる様子の中、ヨレヨレ状態で入ってストーブの前で暖まらせていただきました。
もう食欲も全くなく、ガーリックスープだけいただきました。
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でもそれも全部は飲みきれなかったように記憶しています。
Kimiちゃんは疲れてはいるものの食欲旺盛元気いっぱいで、小屋特製のダルバート。
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3500mの山小屋でこんなちゃんとしたお食事がいただけます。

とっても長い2019年最後の一日でした。
海外でのお決まりは皆さん自分の国の時間に合わせてHappy New Year カウントダウンということが多いのですが、疲れ切った私達はすぐに退散。

これまでののんびり過ぎるような行程とは全く違って一日でこれまでの数日分に当たるくらい歩いた充実の一日でした。
あと一日早ければもう少しお天気が良かったかも、と思うところもありましたが、この後の天気予報は下り坂ということもあり、ぎりぎりセーフ。
ここまで比較的いいお天気に恵まれ、これだけの景色も見ることができいいコースだったな、と改めて思いました。

いつかそこまで長期のお休みは取れないけれどネパールに行ってみたい、と思ってくれる山仲間とシャクナゲ咲く頃に再訪できればいいな、と企む私でした。

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